山内最高!!って訳でもないんですが…
山内回あるの知ってたけど個人的にはあんま乗り気にはなっておらず
最初にビジュアル見た段階で楽しめるアニメじゃないなあって感じだったので
割りとスルー気味にかまえてたらこんなことになっちゃうとは…
怖い
今回擁護派がかなり頑張ってる様子で個人的に気づかされたことがありました
アニオタにとって良い演出とはキャラ中央に配置してアップと引きでバシバシつなぐものなんだと言ってる人がいて(なんのアニメかは言いませんよ)
個人的にシャフト演出と山内演出の違いが判らなくてもやもやしてたんで非常に明朗な答えで頭下がりました
山内演出はキャラクター自体がフレームのいい位置まで来てくれるんですね
これ引き絵でやると明らかに誘導してる感じが出てしまうけど
山内演出はアップ中心だからそこら辺の不自然は割りと消してる
でも結局待ちなんでちょっとだけ違和感が残ってる
うまいことできてるなーと感心しました
バトルパートで有名な踏み込みカットだが
通常のシーンでも多用されている
ACで繫ぐことで違和感の軽減になる(もちろんカメラワークを付けるとより軽減されるが…)
この方法論でバトルパートの説明もできるようになりました
いつまで経っても何やってるか分からないと言われるので
前にどっかで全部ACで繫いでるから分かるよとか言った記憶があるんですが
分かってもじゃあなんでそれで演出が成立するのかまでは説明できず…;
まず前提として役者とカメラの関係が「役者>カメラ」か「役者=カメラ」基本で
「役者<カメラ」になるとあまり歓迎されない(というか下手)という法則があると思います…
もちろん例外(前の記事の市民ケーンとか、あとシャフトもそうだし細田守も…)もありますが基本的に作為ありの画面になるので使いどころ限られます
最近はこればっか使ってるアニメがブログなどで持て囃される傾向ありますけどね^^;もっとも演出の主張しないカメラというのはいわゆる防犯カメラでしょう
基本的に主張しないカメラというのはFIXです(手持ちカメラなんかは動きますが)
ただ前述したとおりあまり動きを制約すると逆に不自然になる上
かと言ってカメラの数を増やしすぎるのもこれまた不自然(盗撮カットなんて言われ方しますが)になります
ここでポイントになるのは山内演出はFIXかつ広角のアップ多用だという事です
動きに対してはFIXかつアップなのでカット自体が長く持たず必然的に短いカット割りになるので待ちによる不自然さが出にくい
カメラの数に関しては広角なのでカメラが被写体に寄っていて数を増やすと凄まじく邪魔になるが
アニメなので逆手にとってキャラクターにカメラが存在しないものとして(というか普段通りに)演技をさせれば
視聴者にもカメラが存在しないものとして認知させることができる(望遠だとキャラが離れているのでできない;;)
そういった感じで不自然さをうまーく丸め込んでるんですね
無作為に並べられたたくさんのカメラから被写体の映った場面を切り離してカットをつないでると考えれば
非常に分かりやすい理にかなった演出だということがわかります
広角でアップでFIXであるのが特徴的
カット割り的にもアクションカットで繋がってるので問題はない
自然さと不自然さを両立している
これは独自の解釈で本当にそういう意図で演出をしてるかどうかは不明^^;
でも理論武装は出来たぞ!!
アップばっかだからって馬鹿にしてる奴ばーーーーーーーか
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